2006年5月13日土曜日

多分、夫は一切覚えていない出来事!

実家にある旧家「みのじ邸」が町に寄付され、博物館になっている。
無料だということで、1年経った今でも、結構見物する人が訪れる。

私もご他聞に漏れず、その旧家を見物した。
そしてその時、蔵の中にある雛人形を見て、突然頭が割れそうに痛くなるという経験をした。

世の中には科学では証明できないものが沢山あると、実感した。

そして今朝、夫の「何や?」と言う声で目が覚めた。
時計を見ると、明け方の5時前。
カーテンの向こうは白々と夜が明けている。

私には何も聞こえない。
でも、夫にはうるさいほど聞こえるらしい・・・。

「何だろう?」と五感を研ぎ澄ませた。
(お化けが出るのは明け方らしい・・・)

「何や、何がうるさいんや」と、うなされる様に言う夫。

私は、「やっぱり・・・」と思い、夫のほうへ近寄った。
ひょっとして、異次元のものが放つ音かもしれないし、地球外生物の発する音かもしれない・・・。
あるいは霊界からのメッセージかもしれない。
そういえばシャカシャカ波のように音がする。
聞こえたり、聞こえなくなったり・・・・。

すると、夫の頭の向こうに、頭にくっつくように私のバッグが置いてあるのが見えた。

「ん?さては」と、バッグを開けてみた。
「やっぱり・・・・・」

中を確認すると、私の愛用の『iPod』が再生されたままになっていた。
あのかすかに聞こえるシャカシャカ音は、イヤフォンから漏れる音楽の音だったのだ。
しかも夫の耳元で。

私はすぐにそれを停止した。
そして、夫はその後2時間、ピクリとも動かず眠り続けた。
何事も無かったかのように・・・。

いいなぁ、この人。
不気味な音でも、『何がうるさいんや』だけですむんだから。
敏感じゃないというか、神経質じゃないというか、疑問を持たないというか、すぐ忘れるというか、デリカシーがないというか・・・。
(ちょっと増えてる?)

でも、すごーい!この『iPod』
前日の仕事帰りからだから、連続10時間再生は楽勝って言うこと?
いい仕事するなぁ!