2014年4月2日水曜日

「ガラクトース血症」小さな身体で再々検査

2014年3月20日に生まれた、娘の第3子。
名前は「乃々華」に決まりました。

「もう3人目だからお手のもの」のようですが、退院後の一週間、「ガラクトース血症」という言葉にかなり悩まされました。

先天性代謝異常の血液検査に2回ひっかかり、昨日(3月31日)広島大学病院で3回めの検査を受けたのです。

「ガラクトース血症の値に異常が・・・」と聞いた時には、まず「何それ?」から始まり、即ネットで検索。

不安材料が先走る情報ばかりで、暗い数日を過ごしました。

そして昨日広大病院で検査を受け、数値的には心配することはないとの説明を受けて立ち込めていた暗雲がさっと消え、目の前がパーッと晴れ渡りました。

ただし、良性の血管腫が見つかったので、経過観察のために病院に通うことになりました。
良性の血管腫は1、2歳になる頃には自然消滅するのが一般的ということで、通院も消滅を確認するまでということになります。


さあ、ここでガラクトースについて少し説明いたします。

以下の説明は広島大学病院から頂いた資料の抜粋です(かなり略しています)。

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ガラクトースとは

ラクトース(乳糖)は、哺乳類の乳汁に多く含まれる糖質です。
乳糖は腸内でグルコースとガラクトースに分解されてから吸収されます。

乳児期は小さな体に大量の乳糖→ガラクトースが流入することになります。

ガラクトースの代謝

ガラクトースは腸管から吸収された後、門脈と呼ばれる血管を通って肝臓に運ばれます。

門脈は腸管で吸収された物質を集めて肝臓に運ぶ血管なので、栄養を胎盤から受け取る胎児期は、門脈血流の必要性が乏しい状態にあります。

実際に胎児の門脈血流の多くは、肝臓をバイパスする血管(静脈管)を通って下大静脈へ流れこむようになっています。

出生後、静脈管は速やかに閉鎖して、哺乳した栄養分が門脈から肝臓へ向かうようになります。

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今回のガラクトース高値は静脈管閉鎖の遅れによるもので、殆どの場合1歳までに自然閉鎖しますが、乃々華の場合は、広大病院で行った3回めの値は既に正常値でしたので、既に自然閉鎖されているものと思われます(単にわたしの見解ですが)。


痛い思いを人よりちょっと多くした「ののちゃん」
可愛い包帯だけで済んで良かったね(*^_^*)



そうそう、そう言えば広大病院の先生曰く「インターネットでは検索しないで下さい」とのことでした。
不安ばかりが先走る情報しかないからだそうです。

確かに・・・・!